和銅

元明天皇

【現代語訳】続日本紀 元明天皇紀 和銅元年⑤ 大嘗祭に臨む天皇、緊張感の中で歌を詠む

即位後、初めて11月を迎えた元明天皇。この月は天皇一世一代の重要祭祀である大嘗祭が執り行われる。天皇はこのときに御製を詠まれており、そのときの心境が天皇の姉である御名部皇女の答歌により推察することができる。天皇個人の感情を知ることのできる貴重な史料が今に残されていたのである。
元明天皇

【現代語訳】続日本紀 元明天皇紀 和銅元年② 和銅の新体制、春の管理職人事。国防の要職に護衛武官を賜う

和銅に改元され、新しい天皇の時代が本格的に始動した。国政を主導する太政官の人事が行われ、元老と呼ばれるにふさわしい69歳の忠臣・石上麻呂が右大臣から昇進し首席として左大臣に任じられる。しかし、当時の政権の中心は麻呂と入れ替わりに右大臣に就任した藤原不比等だった…?