文武天皇年間

続日本紀、文武天皇4年(700年)3月から12月までの記事を現代語訳&解説。万葉集に歌われる天智天皇の皇女・明日香皇女の挽歌、大宝律令の完成、九州地方で起きた事件などについて取り上げています。

天武天皇の男子、新田部皇子を歌った万葉歌。唐に渡って三蔵法師に師事した名僧・道照などについて触れています。海中に沈んだふしぎなお鍋についても。

『続日本紀』文武天皇3年（699）7月から12月までの記事を現代語訳・解説します。南の島との国交、弓削皇子（天武天皇皇子）、巡察使、義淵法師、鋳銭司などについて。

『続日本紀』文武天皇2年（698）9月から12月までの記事を解説します。伊勢斎宮、各国から献上された顔料、大嘗祭や蝦夷の防御施設「柵」などについて。

『続日本紀』の文武天皇2年（698）5月25日から8月26日までの記事を現代語訳&解説。大宰府の古城について。日蝕・官人などの死について律令をもとに解説。藤原氏と中臣氏などについて触れています。

『続日本紀』文武天皇2年（698）3月10日から5月5日までの記事を現代語訳&解説。郡司の任命、賀茂祭の騎射、南の島への使者派遣、特殊な賜姓、水分（みくまり）などについて取り上げています。

『続日本紀』文武天皇2年（698年）元日から2月3日までの記事を現代語訳&解説。文武天皇は藤原京の大極殿にて、官人たちや新羅の使節から朝賀を受けられた。

『続日本紀』文武天皇元年（697年）8月29日から12月28日までを現代語訳&解説。東北の蝦夷たちや海外（新羅）の使いが、天皇を慕って貢ぎ物をたてまつる。

『続日本紀』元年8月20日条の現代語訳&解説。文武天皇は藤原宮子以下の3名を妻に定める。天皇は一夫多妻。「天皇の妻」を律令制度に基づいて解説。

文武天皇元年（697）8月、持統天皇の譲りを受け皇太子珂瑠皇子は即位する。当時、天皇即位は30歳以上であることを要するのが不文律となっていた中、当時の史上最年少の15歳で即位となった非常にイレギュラーな存在であった。『続日本紀』には現存最古の宣命文が文武天皇即位宣命として残されている。